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両家顔合わせしてきた

プロポーズの次は両家顔合わせだった。決めることの洗い出しから、会場と席次、彼女がCanvaで作ってくれたしおり、当日そのまま読んだ挨拶文までを記録として残す。

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両家顔合わせしてきた

プロポーズが終わって、次にやってきたのが両家顔合わせだった。

式場を見に行くにも入籍を進めるにも、まず両家が一度会わないと始まらない。 そこまでは分かっていたけれど、何をどこまで準備すればいいのかは、まったく分からなかった。

親同士は初対面で、2時間も同じ個室にいる。 決まった形式があるわけでもないので、とりあえず決めることを全部書き出すところから始めた。


決めることを、先に全部書き出した

何から手をつけるか分からなかったので、決めなきゃいけないことを一度全部並べた。

項目決め方
日程・時間18時開始なら解散20時
人数両家の参加者を先に確定(兄弟を呼ぶかで人数が変わる)
会場個室が取れること
席次上座・下座を事前に決めておく
支払い誰が、どのタイミングで払うか
手土産あり/なしを両家で揃える
服装両家で格を揃える
ドリンク単品会計かフリーフローか
滞在時間予約時に上限を確認(2〜2.5時間が目安)
アレルギー両家に聞いて会場へ伝える
しおり作るなら部数と印刷方法
贈り物両家の親に渡すもの。花束は事前予約が要る

書き出してみて気づいたのは、この半分くらいが二人だけでは決められないことだったこと。

手土産も支払いも服装も、相手のご家族と揃っていなければ意味がない。 片方だけ手土産を持ってきた、片方だけ礼服だった、というのが一番気まずい。

だから、決める順番は「相手の家に確認が必要なもの」を先にした。


服装と手土産は、こちらから言い切った

この2つは、聞くのをやめてこちらから方針を出した。

こちらが主催であるので、相手に判断を委ねて認識齟齬が生まれるのを防ぎたい。

伝え方は、まず電話をして、そのあとにテキストを送る順番にした。

テキストだけだと、どうしても事務連絡になる。 先に電話を入れておけば、こちらの誠意も伝わるし、当日をどういう会にしたいかのイメージまでその場で共有できる。 そのうえで、日時や住所のように後から見返す情報はテキストで残す。

服装で困らなかったのは、この二刀流のおかげだったと思う。 電話で「かしこまらない会にしたい」という温度を伝えて、テキストで具体的な基準を残す。

送ったテキストはこういう形。

顔合わせについて

場所: ◯◯(施設名・レストラン名)

住所: ◯◯

電話: ◯◯

日時: ◯月◯日(◯)◯時

その他:

当日はスーツでなくて大丈夫です。ノーネクタイのきれいめな服装でお願いします。

(私はラフなジャケットで参加する予定です)

あと、手土産は話し合って、両家とも無しにする方針になりました。

不明点がありましたら、連絡ください。当日はよろしくお願いいたします。

効いたと思うのは、自分が何を着るかを添えたところ。

「スーツじゃなくて大丈夫です」だけだと、相手はどこまで崩していいのか判断できない。 「こちらはラフなジャケットで行きます」と書けば、それが基準になる。 結果、こちらの父はノーネクタイのジャケパン、母はきれいめなワンピースに落ち着いた。

手土産も同じで、「両家とも無しにします」と言い切ってしまう。迷わせない方が、相手も楽だと思う。

アレルギーも、両家に確認したうえで店に伝えておいたので、当日は何も起きなかった。


会場は個室で決めた

条件はシンプルで、まず個室であること

半個室や仕切りだけの席だと、周りの音が入って会話が途切れる。 初対面の親同士が2時間話す場所として、ここは削れなかった。

靴を脱ぐのは個人的に好きじゃないので、座敷ではなく椅子席が良かった。 ただ優先度としては高くなくて、いいなと思った店の個室が座敷しかなかったので、そちらを取った。

決めたのは、JRタワーホテル日航札幌 スカイレストラン「丹頂」のお祝い個室プラン。 お店は夜景が見える素敵なお店だった。

  • 顔合わせや結納向けのプランがあり、店側が慣れている
  • 両家とも地元が同じなので、親の移動は札幌市内だけで済む
  • コース料金が先に決まっていて、予算が読める

コースは「雅」で1人15,000円にした。ほかに祥12,000円、寿10,000円、ランチ限定の縁9,000円〜がある。

このプランは2時間の個室利用料とサービス料・消費税が料金に含まれているので、あとから乗るのはドリンク代だけ。 記念写真をスタッフが撮ってくれた。

予約のときは、顔合わせで使うことを最初に伝えた。 そう言っておくと店側から席の配置や当日の流れを確認してくれるので、やり取りがかなり楽になる。 支払いを誰がするかも、予約の時点で聞かれた。

支払いは自分がすると決めていたので、ここで伝えられたのは助かった。 ただ、ドリンクを単品にしたぶん会計が当日精算になって、結果として全員から見える場所で払うことになった。 ここは裏で済ませたかったな、というのが唯一の心残り。

席次は、原則が3つだけなので悩まなかった。

  • 入口から遠い方が上座
  • 両家は向かい合わせ
  • 各家の中では、奥から父 → 母 → 本人
            奥(上座)
  ┌─────────────────────────┐
  │  父    母    本人(A家) │
  │  ―――――――――――――――――  │
  │  父    母    本人(B家) │
  └─────────────────────────┘
            入口(下座)

人数が3対2で非対称でも、この並び順は変えなくていい。 本人同士が入口側に来るので、進行する側としても都合がよかった。


しおりは彼女がCanvaで作ってくれた

顔合わせのしおりは、調べるといろんなサイトにテンプレートがあった。 その中からCanvaのテンプレートを選んで、項目を修正して彼女が作ってくれた。

用意したもので、一番効いたのがこれだった

載せたのはこのあたり。

ページ内容
表紙両家名、日付、会場名
二人のプロフィール名前(ふりがな)、生年月日、出身、仕事、趣味、好きなもの
なれそめ出会いから今日までの簡単な年表
写真二人の写真、それぞれの幼少期の写真
家族紹介両家の家族構成
今後の予定入籍時期、式のこと

当日、会話はほぼしおりベースで進んだ。

しおりの内容をそのまま話題にして会話ができるので、助かった。

あとから振り返ると、作る過程がそのまま準備になっていたのも効いていた。 プロフィールやなれそめを埋める作業は、当日話す内容の棚卸しでもある。 しおりが完成する頃には、話すことが二人の中で揃っていた。

持ち帰ってもらえるので、プレゼントの側面もある。

気をつけたのは3つ。

  • 住所や勤務先の詳細は載せない(当日配って、そのまま持ち帰る紙になる)
  • 相手のご家族の名前の漢字は、本人に確認してもらう
  • デザインを凝るより、年配の家族が読める文字の大きさを優先する

A5の見開きで8ページくらい。それ以上は当日読まれないと思う。


両家の母には花束、父にはビールを渡した

手土産は両家のあいだでは無しにしたけれど、自分たちから両家の親へは何か渡したかった。

母には花束を用意した。当日そのまま渡せるように、事前に予約しておいた。 父は花をもらっても困るだろうと思って、東京でビールとおつまみのセットを買っていった。


挨拶は暗記せず、紙に書いて持っていった

自分はかなりの上がり性で、覚えた文章は確実に飛ぶ。 それなら紙を見ながらでも、落ち着いて言い切る方がいい。当日、誰もそこは気にしていなかった。

用意したのは、始まりの挨拶・乾杯・家族紹介・結びの4つ。

逆に、「娘さんをください」的な挨拶は両家ともやらない方針にした。 同棲を始めるときに一度挨拶に行っていたので、改めてやる場面ではないと思ったから。 それに、あの空気であれをやっていたら、まず間違いなく噛んでいた。

始まりの挨拶

本日はお集まりいただき、ありがとうございます。

ささやかではありますが、両家の顔合わせの席を設けさせていただきました。

どうぞよろしくお願いいたします。

立って言う。ここは長くしない。最初の空気が決まるところなので。

乾杯

それでは、飲み物も揃いましたので、乾杯の音頭を取らせていただきます。

本日はゆっくりと食事を楽しんでください。それでは、乾杯。

「飲み物も揃いましたので」は、全員のグラスが来ているかを確認する合図も兼ねている。 一人だけ来ていない状態で乾杯すると、地味に気まずい。

家族紹介

自分から始めて、父、母の順。1人15秒くらい。 名前・続柄・仕事・人柄が伝わる一言の4つに絞った。

まず私から自己紹介させていただきます。

◯◯ ◯◯と申します。年齢は◯歳で、◯◯さんと同じ学年です。◯◯の仕事をしております。

生まれも育ちも◯◯です。

父の◯◯です。◯◯をしております。

口数は多い方ではありませんが、いつも家族を支えてくれる頼もしい存在です。

母の◯◯です。◯◯をしております。

世話焼きで、家族のことをいつも気にかけてくれています。

悩んだのは、最後の一言をどうするか。

経歴や役職を並べると面接みたいになる。そうではなく、人柄が伝わる方がいい。 コツは、短所に見える特徴をそのまま裏返すことだった。 口数が少ない → 頼もしい。世話焼き → 気にかけてくれる。

本人が自分では言いにくいことを、代わりに言ってあげる時間だと思うとちょうどよかった。

結びの挨拶

本日は私たちのためにお集まりいただき、ありがとうございました。

未熟なふたりですが、温かい家庭を築いてまいります。

今後ともよろしくお願いいたします。


やってみて

やって良かったのは3つ。

  • 挨拶を紙で持っていったこと。 暗記しなくていいと決めた時点で、当日の緊張がかなり減った
  • しおりを作ったこと。 間が空いても手元に話題がある、という安心感が全然違う
  • 服装と手土産を先に言い切ったこと。 相手にも迷わせずに済んだ

心残りは、会計を全員から見える場所でやってしまったことくらい。

顔合わせは、式や入籍と違って形式が決まっていない。 何をどこまでやるかを自分たちで決めることになるので、最初に全部書き出しておいたのは、やっておいて良かった。

次は式場探し。こちらは見学に行く前に、判断軸を21項目に整理した。

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RK

1997年生まれ

ITエンジニア

インフラ・SRE